のれん、お店の入り口にかかっていて、入っていくと元気な「いらしゃいませ」の声が聞こえてきそうなそんなイメージ。風にゆれ涼しげな風情を感じます。最近ではあまり店先でのれんを見かけなくなりましね。
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のれんはイメージとして「ようこそごゆっくり」な挨拶のかわりといえます。のれんをあげる、のれんを守るなど昔から商いの象徴としての意味をこめられていました。最近ではお部屋の仕切りや目隠しのためのインテリアとして一般家庭でも使われるようになりました。またタペストリーのような感覚で使われることも多くなっています。
のれんの歴史は奈良時代にさかのぼります。平安時代になると、京都の商家などの店頭にのれんがかけられていました。昔ののれんは屋号や商標、またはあつかっている商品に関するものを描き、店の顔として使われていました。鎌倉時代には「源氏物語絵巻」に壁代、帳、几帳など、布により調度品が数多く出てきて室内におけるのれんの役割が進化しました。「花嫁のれん」という絹素材で家紋やおめでたい図柄を染め抜き、嫁入り道具とした地方もあります。
のれんの素材は綿が多いです、そのため一年中かけておくことができ、洗濯も簡単です。最近では麻で作られたのれんが出回り、お手軽価格のものから、本麻100%の高級品までいろいろなものがあり季節ごとに掛けかえるなどインテリアのテーマに沿って使われています。インテリアとしてののれんといいますと、ビーズのれんや縄のれんなどもみかけます。
のれんとは、商人(あきんど)の魂です。武士にとって刀が魂なら、商人はのれんが魂。商売繁盛、店の権利、信用、のれんは店の顔です。
のれんの種類
のれんには種類があります。
店先のれん(みせさきのれん)
・ 標準のれん(鯨三尺1、13m)
・ 長のれん(間仕切り用のれん)
・ 水引のれん(布丈35cm〜40cmの短いもの間口いっぱいにするもの)
・ 日除けのれん(日光よけの大きなのれん、看板代わりのも使われる)
・ 花のれん(楽屋の入り口などののれん)
座敷のれん
花嫁のれん
のれんは昔、色で職種がわかるようになっていました。
白地・・・お菓子屋
紺・・・呉服・おさけ屋
橙色・・・薬屋
紫・・・のれんには使えない好機な色
のれんは商家にとって信用の象徴です。
のれんを守る・・・代々店を繁栄させ守っていくこと。
のれんを分ける・・・そのお店から分家としてお店をだすこと。
のれんを汚す・・・お店の信用などを落とすこと。
のれんを下ろす・・・お店を閉めてしまうこと。
のれんは商家の衰退の代名詞にもなっています。
のれんの印染め(しるしぞめ)
のれんの白い生地の上に、屋号や紋をそめます。生地の白い部分は色が染まらないよう全部糊で伏せ、筆で色を塗ったり、染料に浸したりし染めます。
屋号や紋を糊で伏せて地色を染めます。このあと、色止めをします。染料の種類によっては色止めの仕方が違います。薬品で反応させるなどの作業や、蒸しと言って高温で色の粒子を繊維に定着させます。また、その作業がおわると今度はのれんを洗います。伏せに使った糊を洗い流し、整理(湯のしなど)をしてのれんに仕上げます。
のれんに色を染めることは、結構大変なことなのです。布自体に色を付けること簡単です。でものれんは人が通ってこすれ、洗濯でこすれ、雨にあたり、日光にあたりと色あせてきます。これらを多く耐える染めをして初めてのれんの色が染まったといえるでしょう。
最近はアジアンブームでいろいろなのれんの種類があります。オーガニック素材で少しむこうが透けているのれんや特に変わっているのがバンブーのれんです。サラサラと軽やかな音も魅力のバンブーのれん、のれんの素材が竹でできていてアジアンテイストにも和風テイストにもとてもマッチします。
名前のごとくビーズでできたのれんです。さまざまな色のビーズがキラキラとゆれてとてもきれいです。こののれんですと自分のお好みで手作りが楽しめてとてもいいです。
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